フランスにも当然ながら車検制度がありまして、Contrôle Technique(コントロール・テクニック)っていいます。略されてCT(セテ)と呼ばれることも多いです。チェック項目数は133個あるそうです。
新車の初回CTは登録日から数えて4年目で、それ以降は2年ごとにCTを通さなければいけません。このへんは日本とよく似てますね。
CTに合格すると左の画像のような紙がフロントウインドウの右下に貼られます。
おおまかな仕組みは日本と似てますが、費用は全然違います。普通の乗用車をCTに通すだけならなんとたったの約80€で済みます。仮に不合格であっても一定期間内ならわずかな追加支払いで再検査ができます。検査費用の消費税以外の税金の支払いもありません。
CTを通す前に近所のガレージで点検してもらって必要であれば整備をお願いしますが、よほどボロボロのコンディションでもない限りは事前の点検整備費用も大したことはありません。私の経験ではCTがらみで手痛い出費をしたことは一度もありませんね。
町の中にこんな感じのCTセンターがいくつかあるので、準備ができたら予約して車をあずけます。作業自体は1時間もあれば終わります。上の画像は私の自宅から徒歩30秒くらいのところにあるCTセンターです。いつもここでお願いしています。
2輪に関しては排気量に関係なくCTの義務はありません。故に大排気量のバイクを躊躇なく選択できるので非常に良いと思います。当然個人の責任でしっかりメンテはしますよ。
日本では若年層の車離れが問題視されていますが、車検の費用があんなに高いんじゃあ仕方ないよなと思ってしまいます。フランス並みに安くなれば状況は大きく変わると思うんですけどね。。。
それではまた。
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